「武打星」
自分が原案協力しているマンガ「武打星」の中文版を香港の書店で発見! ・・・って言っても、タイトルも「武打星」のままだし、内容も香港映画界の話なので、むしろ中国語で書かれたセリフの方が違和感なかったりするが(笑)。
ちなみに、このマンガ、第1巻でのキャッチコピーは「アクション俳優を志している人は、これを読んであきらめてください(笑) 谷垣健治談」だったのだが、台湾版では「有志於成為武打演員的人,就看一看這個吧(笑)。」
つまり、「アクション俳優になりたい人はこれを読め(笑)。」と間逆の意味で訳されているのだ。
う~ん、この文のどこが「(笑)」になるのかよくわからんし、「香港替身演員協會」って・・・? 直訳すると、「香港身代わり役者協会」ですか? ・・・そんなもん、ありませんがな。著作者の知らないところで、こういうケアレスミスは日々、生まれているのでしょう。
恐らく、映画の字幕なんかも・・・。「マスサン」は英語の字幕までは細かくチェックしたが、これを元にタイ語になったものなんかチェックしようがないもんなあ・・・。
ところで! 7月29日の日記http://kenjitanigaki.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/index.htmlでも、ちょっと書いた「ファイブミニ 90秒バージョン」が9月1日から渋谷109-2の街頭ビジョンで流れているようです。香港からは確認のしようもありませんが。
渋谷に行く機会のあった人は、90分に1回の割合で流れているようなので、ぜひ!
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コメント
はじめまして。
祝!公開。首長くして待ってます。北海道より
http://www.sugai-e.co.jp/cinema/cinema10.html
投稿: 蟹座 | 2006年9月17日 (日) 22時25分
先日はメールにて失礼いたしました。
翻訳というのは難しいですね。
小説の最後の1行の訳の違いだけでがらりと印象が変わってしまい、つまらないと思っていた作品が急に面白くなったという経験もあります。
最近は違うかもしれませんが、広東語の訳者の絶対数が少なかったため、香港映画は英語シナリオを翻訳して字幕をつけている、と聞いたことがあります。誤訳とまでは行かなくても明らかに英語を経由したための違和感を感じることがよくありました。特に人名が変わっていたり、抜けていたり。
ジャッキーの自伝「I AM JACKIE CHAN」なども、元が英語で書かれているので既に怪しくなっている感があります。
生意気なようですが、セリフのニュアンスはどの道外国語では無理とある程度諦めて、観た者が思わず理解したくてその国の文化や言葉を勉強したくなる作品をどんどん生み出してください!
ま、「マスサン」の2大巨頭対決を始めとするアクションに、言葉は必要ない気がしますが。(言葉が解れば尚楽しい!)
投稿: 我是齊天大聖 | 2006年9月20日 (水) 01時29分
蟹座さんへ
10月21日からでしたっけ?もうチョイですんで、よろしく。ホントだったら、夕張なんかに出したい作品です・・・。
我是齊天大聖さんへ
今日は世良田のり子さん(ご存知ですかね?)と食事し、翻訳の難しさを語り合いました。
「マスサン」を見て、日本語を勉強し始めたりとか、スタントマンになるきっかけになったりしたら、それはものすごく光栄ですね。僕にとっては、「蛇拳」がそうでした・・・。
投稿: 谷垣健治 | 2006年9月22日 (金) 03時03分