« ねむい | トップページ | テレビ »

2007年4月26日 (木)

少林功夫ホウイエ~

さて、そろそろゴールデンウィークですが(自分には何の関係もないですが)、「カンフーくん」の撮影は一時的に終了! まだまだ撮影は残ってるので油断はできんが、今のところ面白い、非常に面白いぞ! それもこれも小田監督が自分を信頼してくれて、アクションシーンを良くするためのサポートをいろいろやってくれたから。だからこそ、現場で自分が好き勝手にできたという部分はある。今回の小田組は演出部や撮影部など、それぞれの部署がきちっとプロの仕事をこなし(もちろんアクション部もだ)、適度な緊張感の中で日々進んでいった。まあ、プロであるがゆえに言い合いになることもあるにはあったが、それもこれも全て作品に向けてのポジティブなものなので、全然オッケー。
作品によっては、たま~に現場にネガティブパワーを与える輩がいるわけですよ。グチばっかりの連中。そういうの見ると、イヤなら辞めりゃいいのに、って思うんだが。誰かが油断したら、映画なんてすぐダメになってしまう。
個人的には誰もケガしなかったのが一番よかったかな。そりゃ、すり傷や打ち身はほとんどの役者が経験しただろうが(皆さんゴメンね)、骨折とかの大ケガはなかったし。特に、張壮(チャン・チュワン)なんか吹き替えがいないから、ケガされたら撮影止まっちまう。
・・・ここで、ちょっと話は飛ぶが、NHKのドラマで俳優が1.8mくらいのところから下に飛び降りて骨折したか何かというニュースが先日載っていた。う~ん。現場を見たわけじゃないので何とも言えんが、安全対策は絶対やっていたはず。でも、アクション映画なんだからケガするときはする(しかも簡単なアクションのときに!)。矛盾してるように聞こえるかもしれんが、役者にケガをさせないように、われわれアクション監督は考えうる限りの安全策を取ることは当然なのだが、その一方これぐらいのことでニュースになったり、ガタガタぬかしてるようでは、この国のアクション映画に未来はない、と正直思う。ケガされたくないんだったら、アクション物なんかやるなんじゃねーよ・・・な~んてね。
さて話を張壮(チャン・チュワン)に戻しつつ。・・・彼はこの作品で大きく成長した。いつも言ってることだが、武術ができるということとアクションが出来るということは全く別物だ。サッカーと野球ぐらい違う。でも、それを彼はやってのけて、見事にこの試練をクリアした。
だって、ちょっと考えてみて。全く言葉の通じない国で、いきなり演技をやらされ、それも主役で、しかも得意の武術は通用しない、なんて状況をあなたが7歳の頃に与えられたら出来ますか? 僕は確実にムリですね。 

この作品は彼の人生をかなり変えることになるだろうが、それを生かすも殺すも彼自身と周りの大人次第。いろいろ経験を積んで、挫折もいっぱい味わって、いい役者になってほしい。そして、オレを使ってくれ(笑←結局、そこかい)。

張壮、下個月在少林寺見!
                  P1010003
P1010006_1 (左)こども軍団。
(右)軽いから、ワイヤーを引くには助かる。

|

« ねむい | トップページ | テレビ »

「日記」カテゴリの記事

コメント

>全く言葉の通じない国で、いきなり演技をやらされ、それも主役で、し>
>かも得意の武術は通用しない、なんて状況をあなたが7歳の頃に与え>られたら出来ますか?
出来ませんともぉ (きっぱり) 張壮君本当にお疲れ様 帰ったらご両親に甘えたりできるのかしら… 修行も厳しそうですが… がんばってね~ そして谷垣さんを使える(爆←失礼)役者になってください

厳しいと言えば龍虎門初日成績600万届かず……う~~ん かなり厳しいようですね 渋谷字幕初回は強力なニコファンの方々が頑張ってくださってたみたい
私目はというと すでに4回通わせていただいております

宣伝の工夫については…本当に申し訳ないですけれど方向性のズレをと~~~ても感じたのですが… オフィシャルHPも一度見て以来殆ど訪問しませんでした
原作の劇画が日本の物で無いのに あの売りでどこまで集客できたか?
かえってあの異常なハイテンションさに 折角PROMISEでニコに興味を持った人とか あすなろ~のOAでショーンいいなと思った人など 女性ファンは引いてしまったのでは? 女性の集客と言うことを殆ど無視していた感があります 

たとえばポスター等にしても購入するのは ヤンクアクション(分からん造語)を見に来る若者じゃなくて ファンの女性が多いはず!
なのに なんすか? あのポスター かろうじてニコだとは分かりますが
ニコファンでも買わんだろうな~  
うっかりしてドニーのファンが… いや ありえんし… ショーンファンは絶対買わないしと 購買層が見つからないっ

ポスターは作品の顔! 私だったら絶対3人の美しい漢どもをばっちり売りにするのになぁと地団太をふみました(そうなのか) それぞれのファンが買ったって収入につながるのに… 
ファンサイトへの呼びかけをしっかりして バックアップを求めても良かったと思えましたし TV局がタイアップしたことで何だか ファンは蚊帳の外にされてしまったと言う感じが残る作品でした

大スクリーンで見るアクションは そりゃ~~迫力があって素晴らしくDVDでは味えないものを堪能できるし アクションに馴染みのない女性でもグロいシーンが無いので楽しめますよね もっともっと大勢の方に見ていただきたいです

ん ↑ ながい… こぼし過ぎでした(反省) 

投稿: June | 2007年4月27日 (金) 18時08分

チャンチュワン君、本当にかわいい♪
でもワイヤーまでこなしてる!
完成が楽しみです。
時にワタクシ、顔が眠そうなだけでなく耳も悪いんです(^_^;)
すみませんです(__)

投稿: marimo | 2007年4月28日 (土) 01時48分

June さんへ

張壮は1,2日だけ実家に帰ったそうなんで、今頃はもう学校へ戻ってるころでしょう。彼はこれからが大変です。まわりの見る目も変わるし、変に勘違いする時期もあると思いますが、きっちり勉強して、将来に備えてほしいですね。自分の人生をふり返って、「7歳の頃が一番よかった」なんて思うことのないよう、がんばってほしいですね。
「龍虎門」は「SPL」と同じく、評価は高いのに劇場では振るわないという結果になってしまいましtね。日本では、アクション映画(とくにアジア系)はとても難しい展開になってます。日本ではデートムービー、というかF2(女性20代)層を取り込まないと商売にならないですから。そういうのもふまえて、「龍虎門」はポップに行きたかったんでしょうけど(確かにあの作品はそのまんま宣伝しても、入らないことはわかりますよね)、ちょっとリサーチが足りなかったのかもしれません。吹き替え版を作るのは、とてもお金がかかるので、宣伝にお金かけてるなってのはわかったんですが。
そう考えると、一番効果的なのは、昔のジャッキー・チェンみたいに、全国ネットのアホみたいなTVにどんどん出まくって、アホみたいなゲームにも参加して、「応援、ドゾ ヨロシク」なんてやるのが効くんでしょうねえ。東宝東和は偉大だったなあ・・・。

marimo さんへ

完成まで、もうチョイ。早く編集したいっす・・・。

投稿: 谷垣健治 | 2007年4月30日 (月) 09時23分

張壮君、けなげでいいですねえ。ワイヤー、引くのは軽いと思いますが、本人は辛くないのかな?
でもホント、子役で出た子はその後の人生が心配です。結局自分次第なんでしょうけど、異国でがんばった自分を思い出して、大きく飛躍していって欲しいですね。

「龍虎門」のプロモーションは...邦題始め何もかもが空振りの気がします。吹き替え上映が8~9割というのにも驚きました。こういうとき、自分が宣伝マンならこうするのに、ってよく思うんですけど実際は難しいのでしょうか...
女性向けのデートムービーじゃないと、客は呼べないってよく聴くんですけど、「SPL」は映画館内は、ほとんど男性客でした。リピーターも多かったと思います。漢(おとこ)の映画が観たい男性客は実は結構潜在的にいるのではないでしょうか。やはりCMの数と役者の知名度の勝負かと。
うーん。やはり昔のジャッキーのように、TVで露出しまくるのが一番効果的なんですかね。

投稿: 我是齊天大聖 | 2007年5月 1日 (火) 01時15分

張壮君 実家に帰る事が出来たのですね つかの間でもご家族で団欒できて良かった!!! 

「蜘蛛侠」初日の今日 ガランとしてたら悲しいと渋谷GAGAに行って参りました 個人的に予想してたより入っている気がしたのですが…予想ラインが大幅低め設定だったからですね(爆)
…で 中央やや前よりに「前に余裕があって迫力ある画面も見られる列」がありまして そこを狙っていったのですが その列は6人びっしりと座りました 他の列は適度にばらけて座っているのに…
そして女性5:おじさん1の割合(笑) それも女性はそれぞれ単独で見に来てるリピーターとおぼしき人
なのでこの熱き女性パワーを拡張しようとする企画が全く無かったのはやはり もったいなかったのでは?と思う訳なのです
あのカメオシーンをみる為に「プロジェクトBB」を見に行ったニコファンも多いハズ 少しであっても確実に動員は増えていますものね
>漢(おとこ)の映画が観たい男性客は実は結構潜在的にいるのでは
このご意見勿論取り入れて頂きつつも 女性から見ても「アクション映画だけど行ってみようか」と思わせる そんなプロモやトレイラーを是非お願いしたいです
導火線…… どきどきです…… ドニーvsコリン 血沸き肉踊るぞ~~と楽しみなのですが…
んっと 「墨攻」のファン・ビンビンと「プロジェクトBB」のルイス・クーの切ない恋で売ってみます?(違うだろ~~~)
どうかお笑い系でバックアップだけはお止めになってぇ


 

投稿: June | 2007年5月 1日 (火) 21時53分

我是齊天大聖 さんへ

>ワイヤー、引くのは軽いと思いますが、本人は辛くないのかな?

辛いはずなんですが、あの坊主、現場の雰囲気を読むんですよ。「あっ、今ガマンしなきゃいけない」とかね。自分がガマンしないと、僕が困ることもよくわかってる。何度も助けられました・・・。

>「龍虎門」のプロモーションは...邦題始め何もかもが空振りの気がします。

何でああいう宣伝になったかは、わからないでもないですけど、まあターゲットが絞り込めなかったんでしょうね。やるんなら、もっとチャイルディッシュな感じにして小・中学生を呼べなかったのかな~とも思いますが。

>女性向けのデートムービーじゃないと、客は呼べないってよく聴くんですけど、「SPL」は映画館内は、ほとんど男性客でした。

だから、広がらなかったというところはありますよね。女性誌でも扱ってもらえない、デートムービーやファミリームービーとして成立しないから、一人で来る客が増える、しかも男性客が多いということは平日の昼間興行が期待できないなど、なかなか難しいところはあるでしょうね。
結局、日本で確実にヒットさせようと思ったら、テレビ局を抱き込んで、ガンガンスポットを打つという、反則技しかないのではないでしょうかね?

June さんへ

>女性から見ても「アクション映画だけど行ってみようか」と思わせる そんなプロモやトレイラーを是非お願いしたいです

どういうのだったら、来るのかな~? 仮に主役がチャン・ドンゴンとかだったら、バリバリのアクション物でも来るんじゃないかな~と思うんですけど。何か、全体的に香港映画に対して業界のアンテナが下がってきているんじゃないかと。あとは「ジャッキー以外はみんな同じ」みたいなイメージね。どうしましょ?

投稿: 谷垣健治 | 2007年5月 4日 (金) 23時14分

う~ん チャン・ドンゴンだったら?(笑)  「タイフーン」はかなりアクション多めでしたが興行成績はどうだったかなぁ?

作品買い入れの後 早期に薄謝進呈モニタリング目的試写みたいなものをやって 男性も女性も年代別に「観客はココを楽しんだ」っていうポイントをしっかり把握してからプロモの方針を決めるようには出来ないでしょうかねぇ… こんなことは当然やってるのかな?

龍虎門は特に 作品の作風とヤンクアクションっていうのが対極のように感じられ とても違和感があったのでそうは思えなかったのですが…
トレイラーについてはプロの方がターゲットを変えてつくれば出来たと思います 作品自体には印象的で綺麗なシーンは沢山あったし チャン・ドンゴンに劣らないイケメンが3人も揃ってたのですから(爆)

それに初期のトレイラーだとお母さんがファンでも子供を連れて見に行こうとは思いませんよね 教育上(笑)  「かっこいい~ 僕も大きくなったら○○みたいになりたい」って言う将来の香港映画迷を育てましょう(遠大すぎじゃ)
そう言えば先日友人と ドニーに(アクション)コメディーも撮って欲しいって話をしていたのですが これも遠大すぎ? 黒薔薇2とか面白かったですが…
ジャッキー以降 家族でみられる香港映画が少ない(or入ってこない?)ですね

投稿: June | 2007年5月 5日 (土) 10時45分

June さんへ

>そう言えば先日友人と ドニーに(アクション)コメディーも撮って欲しいって話をしていたのですが これも遠大すぎ?

個人的には、ドニーのコメディは好きなんですけどね。「ツインローズ」は1ヶ月で撮ったにしては面白いですよね?周りの評判は悪いけど・・・(苦笑)。

投稿: 谷垣健治 | 2007年5月 6日 (日) 07時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/103476/6223336

この記事へのトラックバック一覧です: 少林功夫ホウイエ~:

« ねむい | トップページ | テレビ »