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2008年2月28日 (木)

武師會

日本に日俳連アクション部会があるように、香港にも「香港動作特技演員公會」、通称「武師會」というのがある。
http://hongkongstunt.com/Rule.asp

自分の場合は、董偉(Tung Wei)というアクション監督に推薦人になってもらって1994年に入ったのだが、一応細かい規則があって、こうして改めて見てみるとなかなか興味深い。

例えば、「1撮影日の定義は9時間。それをオーバーしたら、1時間ごとに(本来のギャラの)20%加算」「オーバータイム1時間の定義は30分以上60分以下」「旧正月3が日はギャラ3倍」「外国映画やCMの場合は通常の50パーセント増し」「つながりは300HKドル加算、次のつながりまでの撮影日の期限は15日、それ以上の場合は拒否できる」「離島で仕事をした場合は、集合時間から都市部の港に着くまでを工作時間とする」「食事の時間は1時間」などなど、まあ実行されてるのから、完全に忘れ去られてるのまでありますわ。
アメリカのSAGとかだとインセンティブ契約とか、もっと細かいんでしょうね。

ちなみに、「武師會」はいわゆるユニオンとかではありません。だって「公會(アソシエーション)」であって「工會」じゃないから。

でも賃金、というか最低料金が決まってるのは、わかりやすくていいやね。制作会社からスタントマンに直接手渡されるし。

この前、中国のTV番組を見てたらジェット・リーのインタビューで「アメリカでの1本目(ということは、あれですね)の時に最初にギャラを100万USドルで提示された。普段より少ないけど、OKしたら向こうは『・・・じゃあ、75万USドルだな』と言ってきた」んだと。「それで、断ろうと思ったんだけど、まず出るチャンスが欲しいからそれで同意したら、『・・・よし、50万USだ!』」って。オッケーだっつってんのに足元見て更に減額を迫るんだって。リアルな話だ・・・。
そこから、税金だのエージェントだのいろいろ引いたら、ほとんど残らなかったみたいなことを話してた。

まあ、結局労使の交渉というのは実績と需要次第、ということですね。
実績、積まなきゃねぇ(ため息)・・・。

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コメント

アメリカで仕事する時に交わす契約書って分厚いっていいますよね。
香港も細かく決まっているのですね。
旧正月3が日に仕事したいですね(笑)
日本はどんな仕事でも、そこまで細かい契約は交わさないのでは?
みなまで言わなくても常識でわかってるだろ?とか
ちょっと融通きかせてよ、みたいな感じで…
それでトラブるなら最初から決めておいた方がいいんでしょうね。

投稿: みーや | 2008年2月29日 (金) 11時38分

みーや さんへ

日本はどんな仕事でも、そこまで細かい契約は交わさないのでは?

その通り。映画もほとんどが口約束だし、一番ひどいのは出版業界ですね。人に原稿頼むのに、原稿料の話が事前にされることはほとんどありません。

ゲーム業界は、どこでもきっちり契約書を交わしますけどね。

投稿: 谷垣健治 | 2008年3月10日 (月) 00時18分

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